【麻の衣 「帷子かたびら」の模造】          2024年9月21日~24日 於 弘道館

スポーツがあなたの会社を強くする

広告会社に勤務していた時には、企業のプロモーション活動でスポーツイベント運営をしたり、スポーツイベントの協賛を案内したりということもしてきました。今でもスポーツ団体のためにスポンサーシップ案内や企業とつなげることをしています。そのような経験をもとに企業サイドの視点に立ってスポーツとの取り組み方の可能性について講演をします。異業種交流会の中での講演ということもあり限られた時間でのお話になりますが、ご興味のある方は下記のリンクより詳細をご確認、お申込みください。2024年9月18日(水)19:00開始、場所は東京の曙橋です。

異業種交流会 横八会 2024年9月例会

さよなら、ネットサーフィン

ASPIRATION(アスピレーション)の話 Vol.7

企業のブランドづくりやマーケティングの方向性を決める際に、組織や個人にASPIRATION(アスピレーション)を持つことで、より強固な活動を推進することができます。企業が戦略策定においてASPIRATIONを利用した例をいくつか紹介します。

ディズニー:
ディズニーは「幸せを創造する」という共通目的(Common Purpose)を掲げており、これが全ての従業員の行動指針となっています。この明確なアスピレーションが、テーマパークからメディア事業に至るまで、顧客体験の一貫性を確保する原動力となっています​。

プロクター・アンド・ギャンブル(P&G):
P&Gは「戦略的選択のカスケード」というフレームワークを採用しました。これは、明確なアスピレーションを中心に据え、どこで競争し、どのように勝つかを具体的に決定するものです。このアプローチにより、P&Gは資源を効果的に配分し、長期的な目標を達成しました。

スキンケア企業:
あるスキンケア企業は、「世界で最も自然なスキンケア製品を提供するリーダーになる」というアスピレーションを設定しました。この目標を達成するために、自然素材の使用、研究開発への投資、製品ラインの拡充に焦点を当てました。インフルエンサーマーケティングやソーシャルメディアキャンペーンを活用し、顧客との強い繋がりを築きました。

空港の変革プロジェクト:
ある空港では、ディズニーからインスピレーションを受けた「コンパスモデル」を用いて顧客体験を変革しました。このプロジェクトでは、「世界最高の空港体験で全てのゲストを喜ばせ、価値を感じてもらう」という共通のアスピレーションを掲げ、さまざまな関係者の協力を得ました。これにより、従業員教育の強化や顧客接点の再設計などの取り組みが実施されました。

これらの例は、明確なASPIRATIONが戦略の方向性を示し、組織全体の努力を統一し、従業員を鼓舞して卓越した成果を達成するための重要な要素であることを示しています。人それぞれに個性があるように、企業にも個性があります。そのためどのようなASPIRATIONに向かって進むかを決めることは自社の個性を決めていくという影響力の強い源泉になります。

SWOT分析について

SWOT分析は1960年代にアメリカのスタンフォード大学の経営学者であるアルバート・ハンフリーが考案し、企業や組織の戦略策定や分析手法として広まりました。今では学術界や実務界での使用、教育での導入など広く浸透した技法です。組織の戦略策定、プロジェクトの立ち上げ、市場調査など、未来の方向性を決定する際に有効です。しかし、分析の際には、客観的な情報を得るために十分なデータ収集を行うことが重要です。また、SWOT分析はあくまで現状把握の手段であり、それだけで戦略を決定するのではなく、他の手法や情報と組み合わせて考えることが必要です。

SWOT分析は、組織やプロジェクトの戦略的な状況を評価するための枠組みです。SWOTはStrengths(強み)、Weaknesses(弱み)、Opportunities(機会)、Threats(脅威)の頭文字を取ったもので、それぞれの要素を分析して組織の現状を把握します。
メリットとして、①内部と外部の要因を包括的に評価できる ②組織の強みや弱みを明確に把握できる ③機会や脅威を発見し、戦略に組み込むことができる ということがあります。

画像のチャートは、SWOT分析を簡潔に1枚であらわすもので、それぞれの象限にプロジェクトのテーマとなっていることの要素を入れていくものです。プロジェクトメンバーの認識をそれぞれの象限にぶち込んでいくと、チーム内でモヤモヤしていたことが晴れていく気がします。とても便利で有効なツールです。

・Strengths(強み): 組織が持つ内部の利点や優位性。

・Weaknesses(弱み): 組織が持つ内部の不利な要素や課題。

・Opportunities(機会): 組織が利用できる外部の有利な状況や可能性。

・Threats(脅威): 組織に影響を及ぼす外部の不利な要素や危険性。

これからも、ビジネスの世界で使われ続ける分析ツールですね、きっと。

コンサルタントとの付き合い方

feel so goodは事業主へのコンサルタント業務、顧問業務をおこなっています。会社を飛躍させるために外部の智慧を導入したいが、どのようにしたらいいか戸惑っているという事業主は多くいらっしゃいますので、お声がけいただく前に簡単な心掛けをお伝えします。

【明確な目標設定】
コンサルタントとのプロジェクトを開始する前に、明確な目標を設定しましょう。何を達成したいのか、どのような成果を期待しているのかを明確にすることが重要です。

【オープンなコミュニケーション】
コミュニケーションは成功の鍵です。率直でオープンなコミュニケーションを心がけ、プロジェクトの進捗状況や課題について定期的にコンサルタントと共有しましょう。

【信頼関係の構築】
コンサルタントとの信頼関係を築くことは重要です。互いに信頼し合い、意見を尊重することで、より良い結果を生み出すことができます。

【フィードバックの提供】
プロジェクトの進行やコンサルタントの提案に対してフィードバックを提供しましょう。良い点や改善点を共有することで、プロセスを改善し、成果を最大化することができます。情報開示に不安なら、事前に守秘義務契約を取り交わしましょう。

【共同作業】
コンサルタントは専門知識を持っていますが、プロジェクトの成功にはクライアント側の協力も不可欠です。パートナーシップを築き、共同作業を行いましょう。

【契約の明確化】
プロジェクトのスコープ、費用、納期などの重要な条件を含む契約を明確化しましょう。予期せぬ問題を回避するためにも、契約内容を慎重に検討することが重要です。

これらのポイントを考慮しながら、コンサルタントとの付き合い方を構築していくと、プロジェクトの成功に近づいていきます。世の中には様々なコンサルタントがいます。本来は企業の可能性を引き上げるのが業務ですが、肩書ばかり先行する人や依頼者とのコミュニケーションが悪い人、ただ単に変な自称コンサルタントも散見します。依頼前に上記6点をあらかじめ熟慮することで依頼後のブレが少なくなります。コンサルタント依頼の相談はお問い合わせから「コンサルタント導入相談(無料)」と記入いただき送信ください。こちらから打合せ日調整メールをお送りします。

https://feel-so-good.co.jp/reservation-application-free/

売上を10倍にする方法

このfeel so goodのホームページで「売上を5年で10倍にできる7つのメソッド」の無料小冊子を紹介しています。そちらは印刷された小冊子なので手にとって何度も見返すことが億劫ではありません。人間の記憶は翌朝にはかなりのものが忘却の彼方に行ってしまいますので、反復学習のためには何度も見返すことが必要です。

全く同じ内容ではありませんが、今日はネットで紹介されているいくつもの「売上を10倍にする方法」をまとめてみました。ぜひご自身の仕事の参考にしてください。無料小冊子で書かれている内容と重複する部分も結構あります。

1. 市場調査と顧客ニーズの理解:
まず、自社の製品やサービスがどのような市場で需要があるのか、顧客が何を求めているのかを理解することが重要です。顧客のニーズや競合他社の動向を把握し、戦略を立てましょう。              

2. 製品やサービスの改善:
顧客のフィードバックを収集し、製品やサービスを改善することで顧客満足度を向上させ、リピート購入や口 コミでの広告効果を高めます。

3. マーケティング戦略の強化:
ターゲットとなる顧客層に向けた効果的なマーケティング戦略を展開しましょう。SNSやインフルエンサー、SEO、SEMなどのデジタルマーケティング手法を活用し、より多くの顧客にリーチすることができます。

4. 新たな販売チャネルの開拓:
新たな販売チャネルを開拓することで、新規顧客を獲得し、売上を増やすことができます。例えば、オンライン販売やパートナーシップ、フランチャイズ展開などが考えられます。

5. 顧客ロイヤルティの構築:
顧客との関係を重視し、顧客ロイヤルティプログラムや特典を提供することで、顧客の継続的な支持を得ることができます。

6. 効率的なオペレーションの確立:
生産プロセスやサプライチェーン、顧客サポートなどのオペレーションを効率化し、コストを削減することで利益を最大化しましょう。

7. 人材の育成と組織の強化:
社員の能力向上やモチベーション向上のためのトレーニングや福利厚生の充実、組織の構造やプロセスの改善などを行い、組織全体の生産性を向上させます。

そんなことだいたい知っているよ、という反応をする人も少なからずいらっしゃることでしょう。知っていてもそのように進んでいない何かがどこかにありますね。何かを探している経営者のかたは一度無料小冊子を申し込まれてはいかがでしょうか。

ASPIRATION(アスピレーション)の話 Vol.6

企画を仕事でおこなう人は世の中にたくさんいます。例えばテレビ局で面白い番組を作る、インバウンド観光客向けに店舗の受け入れ方法やアピール方法を考える、世の中のいまだ解消できていない不便を解消する新商品や新サービスを発案し具現化する、自社商品をより時代に合った魅力ある商品にアップデートしていく、などなど。企画という仕事はエンターテイメント以外にもすべてのビジネスのシーンで発生する業務です。そんな企画を仕事にしているあらゆる人間に問いかける普遍的な哲学が、“「超」躍的発想法”というテキストです。
なんだか会社の事業が停滞し始めていると感じる事業主、社内で提案される事業に既視感を感じ爆発するような成長感を久しく感じられていない責任者、企画の発想のよりどころや幹を持つことができていないと不安な思いの担当者には一度手にとっていただきたいと思います。
フランスの広告業界の第一線で何十年と活躍し、国の枠組みを超えてグローバルにマーケティングやコミュニケーション、企画業務に携わり、プロジェクトをリードしてきた筆者のメッセージは時代が変わっても色あせることなく今を生きる私たちに語りかけて来ます。
アスピレーションは、自分でも簡単に気がつくことのできない野望に焦点をあて次の時代を占うヒントとなります。日常の企画方法に疑問を持つ者には砂漠が水を吸い込むように瑞々しく頭脳が若返ることを実感します。人から特に指摘を受けることなく企画業務を粛々とおこなう者は自分が時代から取り残されつつあることを感じる、もしくはただ面倒くさいと感じることでしょう。これからも変革の中で生きていくための智慧が“「超」躍的発想法”にあると思います。注文は下記リンクからどうぞ。

https://feel-so-good.co.jp/product/leapfrogthinking/

新商品開発をおこなうということ

マーケティングの仕事と一言でいってもその内容は多岐にわたります。マーケティング戦略の策定や年間計画、広告コンセプト、プロモーション計画にはじまり、枚挙すればいくらでも出てきます。そんなマーケティング業務の中に、新商品開発という業務もあります。自社のノウハウや強みを生かしながら、世の中の新たな課題解決のために、いままで世の中になかった切り口の製品開発や、既存製品を市場の声を聞きながら新たな魅力を加えて世に問う活動です。

会計事務所で自分たちの世の中への役割として「会計を面白くする」ということを謳う会社が名古屋にあります。会計は一般的に義務教育期間中にその存在を知ることはほぼありません。高校でも商業科でないと学ぶ機会もなく、大学に行っても最初の授業で興味がないと挫折します。多くの人が上手に会計を学ぶことと出会わず、起業をして経営者になった時に会計の何を理解すればいいのか戸惑うこともあります。

「会計を面白くする」を軸にミーティングを重ね、勘定科目をイラスト化し、百人一首のような和歌仕立てで勘定科目の本質を謳い、「勘定絵科目かるた」が誕生しました。まだ世の中にムーブメントを起こすほどの勢いにはなっていませんが、高校や大学の会計の授業で採用され始め、オンラインかるたゲームのソフトも開発されてリモートでもかるたを通じた会計学習ができるようになりました。これから先普及していく可能性を秘め、その活動領域も広がることが期待されています。まだ、発表できない仕込み案件もあります。新商品開発を通じたマーケティング課題の解決という選択肢も、自分たちを魅力的にする活動となります。

勘定絵科目かるたを紹介するサイトはこちらです。



ASPIRATION(アスピレーション)の話 Vol.5

パブロ・ネルーダ(1904-1973)は、チリの詩人、外交官、政治家、そして1971年ノーベル文学賞授賞。『「超」躍的発想法』の書き出しで彼のスピーチの一部が引用されていますが、そこには私たちに強く訴えるメッセージを放っています。

さまざまな情報を扱う中で大事なことのひとつに、情報の原典にあたるということがあります。翻訳の作業を通じて出会ったパブロ・ネルーダはどのような詩を書いていた人だったのか。批評ではなく彼の詩作に実際に触れて自分の考えと向き合いたくなり2024年の正月は彼の詩集「マチュ・ピチュ山頂」(田村さと子訳・鳳書房刊)を手にとりました。

詩人は、普段私たちがビジネスで使うロジックで語ることをしていません。情念が、情感が、熱情が、さまざまな単語を紡ぎ、アンデスの地で感じた何かを伝えています。パブロ・ネルーダが見ている風景と同じ風景を自分が見ている自信は全くありません。ただ、その比喩が、内省が、叫びが私の心の中の何かを揺さぶるのを感じます。アスピレーションは、表層的な願望ではなくもっと自分の根源に渦巻く欲求から生まれます。『「超」躍的発想法』の冒頭で著者がパブロ・ネルーダのメッセージを引用したことには強い因縁を感じます。

新商品を世の中に出すにあたってターゲットのアスピレーションを理解する、会社の事業を広げていくうえで自分のアスピレーションはどこにあるかを問いそして見出す、まとまりに乱れの予兆を感じる組織の課題を探るにあたって何が根底にある思いなのかダイブしてみる。一見ビジネスと関連性のなさそうなパブロ・ネルーダのメッセージはどう私たちに問いかけるのか。『「超」躍的発想法』には割り切ることができない人間の感情と、安易に日常に流されてしまう私たちの指向をかき乱しつなげる何かがあります。

https://feel-so-good.co.jp/paid-booklet/