東証上場会社の子会社なら無条件に信用できる?

知り合いのコンサルタントが先日ぼやいていました。彼は新規の取引先と知り合うきっかけを求めて異業種交流会に参加していました。異業種交流会もコロナ禍以降は対面だけではなく、オンラインで決められた時間で効率的に多くの人と触れ合うイベント運営がおこなわれ、短時間で多くの人と交流ができます。また、自分のプロフィールを出すことで、興味を持ってくれた人から直接メッセージをもらえるシステムになっています。忙しくてなかなか多くの人と出会えない経営者やリード獲得型営業の人には便利なサービスです。
知り合いがぼやいていたのは、その交流会で知り合った上場企業の子会社の若く誠実そうな担当者からメッセージをもらい、後日オンラインで経営者紹介サービスの案内を受けて契約した結果がひどすぎるという話でした。その親会社は全国にOA機器などを企業におさめている会社で、子会社の人はその1千社以上の顧客リストから顧客として望まれているタイプの企業をマッチング紹介するというものでした。しかし、実際のところは、爽やかな説明で話された企業マッチングがおこなわれたことはなく(月1回担当者とのミーティングはあったらしい)、特に希望しない業態の企業名をいくつか持ってきて無駄に時間が流れていき、そのまま月会費を納め続けているということです。
彼の話は断片的なものですが推察するに、とりあえず藁をもつかむ思いの零細事業者を対象に紹介できる取引先を実際には持っていない中、とりあえず時間を稼ぎ、決断力の弱い契約者の解約するタイミングを先延ばしにさせるビジネスモデルという印象を受けます。プライム上場企業の子会社といえどもあまり真っ当な事業をおこなっている雰囲気ではありません。看板だけを信じないで、少しでも不誠実な対応を感じたら舵取りをおこなう、早めに相談できるパートナーを持つことが大切、というのは時代が変わっても不変な基本動作です。「ゆでガエル」にならないようご注意を。



