KABA Yuusuke 展

ニューヨークのアートシーンから

ChaShaMaはニューヨークで注目されるアーティストに、オフィスビルのエントランスや空間を提供する活動をしている団体です。アーティストに創作と発表のスペースを提供し、年間150のイベントを開催しています。また、120人のアーティストに作業スペースを提供し、恵まれないコミュニティでは80のワークショップを開発しています。https://chashama.org/
現在そのChaShaMaの企画でニューヨーク6番街のオフィスビルホールで日本人アーティストの作品が2024年11月5日まで展示されています。アーティストの名前は遠藤良子さん。美術大学卒業後、長年食品関係の出版社に勤務していましたが、自分の魂を満足させ心に栄養のあるものをみつけようと、単身訪れたことのないニューヨークに移住することを決意します。それは彼女の40代のことです。ニューヨークでモダンアートの洗礼を受けた彼女はやがて抽象画家として活動を開始します。米国の画廊でも扱われる彼女の作品は、内側からはち切れんばかりの沸き上がる感情で鮮やかな色彩の飛沫とともに、私たちに新しい気付きをもたらしてくれます。遠藤良子さんの作品を日本で紹介できるように、feel so goodで準備を進めています。近いうちに、大きなオフィスビルディングのホールで、ギャラリーで、会社のレセプションで、美術館でお会いできる日が来ることを楽しみにしています。

秋山 麻理子 展 「大地の息吹」

ボタニカルアートは、植物を主題として描かれた芸術作品のことで、植物学的な精密さと美しさが特徴です。その歴史は古く、古代エジプト、ギリシャ、ローマ時代から植物の描写が残されています。しかし、現代的なボタニカルアートが発展したのは、ルネサンス期に入り、医学や植物学の発展とともに、植物の正確な描写が必要とされたことからと言われています。16世紀から18世紀にかけて、植物学者や医師たちは、植物の描写を通じて新種の発見や分類につながる情報を得ようとしました。この時期には、ヨーロッパ各地で多くの植物画集が制作され、その精密な描写は、当時の植物学の進歩に大きな役割を果たしました。

~thema hair&beauty ART PROJECTは今回の展示で第7回目を迎えます。「大地の息吹」と題した秋山麻理子のボタニカルアートは、1年前に記念すべき第1回目に登場しました。前回展示した作品とはすべてを入れ替えての発表となります。彼女は自宅では様々な植物を育て、季節ごとの移り変わりを植物とともに楽しみ、植物の描写の際には正確さや詳細さとともにその命のもつ一瞬の輝きを永遠へと変えていきます。それは私たちに植物の生命力や多様性を伝え、日ごろ見逃している自然を再発見する機会を新たに提供していることともいえます。
彼女の創作活動はとどまることなく、今も植物と向き合い続けています。

秋山麻理子

武蔵野美術大学空間デザイン科卒 / 趣味のガーデニングから植物の成り立ちに興味を持ちボタニカルアートの世界へ 邊見泰子氏に師事

~thema hair&beautyは東京・北青山にある美容室。カットのすばらしさには定評があります。秋山麻理子展は8月中旬まで開催されています。通常はサロンのお客様しかご覧になれませんが、観覧ご希望の方はfeel so goodホームページの「お問い合わせ」からお申し込みください。作品の申込、お問い合わせも受け付けています。

デン真 展

2023年、あいち山車まつり日本一協議会が主催の「あいち山車まつりフォト1,000枚プロジェクト」の運営をフィール・ソー・グッドが受託した際、運営の大事なパートナーとして写真家のデン真さんとともに半年以上の期間を過ごしました。デン真さんは主に広告写真家として愛知県名古屋市を中心に活躍されていて、その活躍の範囲は静止画像に限らず動画、ドローン、更には最先端のAIを活用した表現開発の研究もされています。
デン真氏のライフワークにお祭り写真を撮り続けるというのがあります。その中でも愛知県の祭りについては第一人者として多くのお祭り関係者からも一目を置かれています。私自身も彼の作品と日常的に向かい合っている中で、非常に心惹かれていくのを感じていました。
東京青山のヘアサロンで日本のとても伝統的なモチーフの作品展を行うことに少し冒険かもしれないと思いましたが、作品の架け替えを終えてそれが全くの杞憂であったことをすぐに感じました。西洋的な空間の中でもしっかりしたモチーフと確かな写真家の視点があれば、東洋も西洋も超えていく力強さがあることを改めて実感した次第です。
サロンのお客様以外で観覧ご希望の方はfeel so goodホームページの「お問い合わせ」より、必須事項をご記入の上、デン真展観覧希望とメッセージに記載してお送りください。こちらよりメールをお送りします。

<告知>
100件の愛知の祭りと愛知県周辺の7つの祭り写真集「尾張國三河國祭り写真紀行 祭りいこまい」出版(2023年)好評発売中 お申し込みはアーティストの通販サイトへ(https://denmakoto.com/notcredit/)

坂本巌 展

feel so goodのアートギャラリー活動は東京に限ったものではございません。名古屋の新栄町にあるHair&Make Gramour / グラムール でもサロン内で新しいアーティストの作品を紹介しています。
坂本巌氏はまだ若く夢いっぱいの青年です。彼の作品は「編み込み動物バッグ」と言われるもので、すべてハンドメイドの編み物です。ある日、編み棒と毛糸を手にとりその面白さに取りつかれ、気がつけばサラリーマンをドロップアウトし、「編み工房 Iwao」を立ち上げていました。彼の表現する動物はどことなく愛嬌がありユーモラスで、優しい表情をしているものが多くあります。編み物は芸術品?工芸品?それとも日用品?と様々な側面を持っています。この作品とどのように向き合うかは作品の所有者次第です。
和装が好きな作家さんの編み込み動物バッグ、そして新作の刺繍。いつもは特別な日のためのヘアメイクや大事なイベントの着付けをお願いするお客様だけが入れる空間で、ハンドメイドの作品と出会いたいという希望がありましたら、feel so goodホームページの「お問い合わせ」(リンク)より、必須事項をご記入の上、坂本巌展観覧希望とメッセージを送ってください。改めて当方より観覧する日程調整のご案内メールをお送りします。5月上旬まで開催。作品はすべて販売しています。

川合牧人 展

ヘアサロンの聖地、東京の北青山にある ~Thema テマ Hair & Beauty の壁面で定期的にアーティストの作品展をおこなっています。2023年3月より開始したこのWALL GALLERY PROJECTは、今回で5人目のアーティストとなります。
川合牧人氏は陶・造形作家で、多くの個展・グループ展に参加し、その作品は皇室に献上されたり大使館に所蔵されたりしています。この世界の中で独自の感性で造形と向き合い、都市と自然の関係を作家自らの気持ちとともに編み込み形作っています。
そんな陶・造形作家の川合氏は創作にあたり写真を通して世界観を確認していくプロセスを時々持ち込まれています。過去にそのような写真を拝見する機会があり、長く私の心に残っていました。今回の作品展は氏の本来の創作活動領域ではなく、写真を通じた表現をお願いし、実現する運びとなりました。
MIST(霧)を起点にまとめられた作品が展示されています。通常は、ヘアサロンのお客さましか見る機会がございませんが、ご希望の方にはfeel so goodホームページの「お問い合わせ」(リンク)より、必須事項をご記入の上、川合牧人展観覧希望とメッセージを送っていただけましたら、改めて当方より観覧する日程調整のご案内メールをお送りします。3月上旬まで開催。

川合牧人ホームページ: makito-kawai.com

南景太 作品展

アートが日常にあると心豊かに過ごせます。衣食住足りてその先に人々が求めるのはより文化的に充実した生活。その中には日本では茶道、書道、香道をはじめ様々な「道」を通じて人生を深めたり更に学びを深めたり、音楽芸能を観たり自ら始めたりと様々な楽しみ方があります。旅行をする、グルメな食生活を探求するというのも新たな発見と出会える生き方です。

そんな中で生活にアートを取り入れるということもあります。確かに欧米と違って日本の家は狭いので絵を買っても飾る場所がない、そもそも絵なんて高価なもの買えないなんて意見もあります。生活にアートを取り入れるということは絵画や立体的な芸術品を購入所有するばかりでなく、日ごろから美術館や博物館に出向き自分の好きな感性と出会う機会を作っていくことだと考えます。

フィール・ソー・グッドでは、世の中でまだ名を馳せていないが素敵なアーティストさんの作品を東京・青山のヘアサロンと名古屋・新栄のサロンをお借りして、作品を紹介しています。もちろん、気に入った作品を購入いただくこともできます。現在、東京青山の~thema hair&beauty(東京都港区北青山)では「南景太 作品展」を12月27日までおこなっております。サロンのお客様が観れますが、個別に絵だけをご覧になりたい場合は、feel so goodホームページの「お問い合わせ」より観覧希望をお申し付けください。

(画像は、会場付近の表参道のスナップです)