迷惑メールを毎日たくさん受信する皆様へ
仕事の効率はあげたいのに、毎朝のルーティンでチェックするメールを見ると仕事のメール以上に、組織的にサイバーテロを企てている国や反社会的なグループからのなりすましメールがありすぎて、非常にペースが乱れてしまうという経験のあるかたも多いと思います。前の晩にすべて迷惑メールを削除しても翌朝には300件近くのメールが既に届いている。経済的な打撃は計り知れません。
Microsoftのアウトルックやメーリングソフトにやってくる迷惑メールを減らす方法は、根源のサイバーテロ実行者のサーバを破壊する以外にありません。自衛的な手段は、受信メールから自動的に迷惑メールのフォルダに移してもらう設定方法があります。以下に迷惑メールを減らすための一般的な方法がありますが、おそらく多くの人は対応しているはずです。
- 迷惑メールのフィルタリング:
アウトルックの設定で、迷惑メールフィルターを有効にすることで、迷惑メールを自動的にブロック。 - ブロックリストの利用:
特定のメールアドレスやドメインをブロックリストに追加することで、そのメールを受信しないように設定。 - スパム報告:
迷惑メールを受信した場合、そのメールをスパムとして報告することで、アウトルックが自動的にそのメールをブロックするようになる。 - メールアドレスの公開を控える:
メールアドレスを公開しないようにすることで、迷惑メールの送信を防ぐことができます。でもこれは基本、不可能。
最近の迷惑メールは自動的に新規メールアドレスの設定を作成して無限に送り付けてきます。そのため一度登録した迷惑メールブロックリストも新しいメールにはあまり効果を発揮しません。そこで、ブロックリストにもうひと手間加えることをお勧めします。隙間時間にこまめにやることで朝の気分が大きく変わり、時間とともに効果が現れます。
ブロックリストに登録されたメールアドレスのうち、@より左側に記載されている情報を削除することで、ドメイン自体をすべてブロックできるようになります。ただし、ドメイン名が自分でもよく受け取っている宅配便や銀行サービスやネットショップのものはブロック対象にすると肝心なメールも受け取れなくなるので、そういうのは登録しないように注意を払う必要があります。ブロックリストを見ていくと、悪いメールを同じドメインから繰り返し送られてくるものがあることに気がつきます。自分の業務と関係ないドメインはどんどんブロックしましょう。インターネットドメイン名を構成する要素のうち、「.」(ピリオド、ドット)で区切られた最も右にある要素(トップレベルドメイン)でcnとなっているものはかなりの割合で危険です。不規則なアルファベット4文字+.comや.netや.topも高い確率で怪しいドメインです。実在のオンラインショッピングサイトから繰り返し迷惑メールが発信されているものもありますが、自社のドメインを利用されて頻度高く迷惑メールを発信されると事業自体に多大な損害となります。
ネット時代は、今までになかった便利と危険が隣り合わせになっています。迷惑メールに返信するのはもってのほかですが、受信削除するだけでもすでに経済ロスになっているため中堅中小企業も包括的な対策が求められています。